1.公平な利用
2.利用における柔軟性
3.単純で直感的な利用
4.認知できる情報
5.失敗に対する寛大さ
6.少ない身体的な努力
7.接近や利用のためのサイズと空間

ユニバーサル・デザインは住宅などに限ったものではありませんが、この原則は住まい選びにも参考になる部分があります。たとえば、エントランスが自動ドアになっている(1)、間取りが変えられる(2)、設備機器などの操作表示が分かりやすい(3)、軽く動かせるドアノブ・レバー(6)、車椅子が操作できる廊下幅(7)といった視点です。
　一方、既存の住まいをリフォームする際にも同じポイントが役立ちます。障害の程度などによって必要な仕様は変わってきますが、次のようなポイントが考えられます。

玄関・出入り口

廊下・通路

階段

居間・寝室

トイレ

浴室

リフォームにあたっては、市町村などの保健・福祉・建築担当課や医療機関の担当者、設計事務所・施工業者などと、その内容や必要性についてよく相談することが何よりも大切です。なお、居住者が介護保険の対象となっている場合は、住宅改修費の一部が支給されるケースがあるほか、住宅金融公庫などではリフォーム向けの融資も用意されています。

介護保険制度について（厚生労働省）

住宅金融公庫リフォーム融資