車いすダンスの歴史

車いすダンス

 車いすダンスはイギリスで、第1次大戦や第2次大戦で傷ついた人々を中心に、車いす同士がペアになって踊るデュオスタイルで始められました。当時は、社交ダンス,フォークダンス,スクエアダンス,シークエンスダンスなどが広く踊られていたようです。

 障害者スポーツとしてボールルームダンス(社交ダンス)を取り入れたのは,ミュンヘン工科大学のG.クロムフォルツ博士です。彼女は、イギリスから持ち込んだ車いすダンスに,競技ダンスのスピード感と優美さを取り入れ,現在のような障害のある人と障害のない人がペアを組んで踊るコンビスタイルを考案・普及させました。

 日本では,四本 信子氏がオランダとドイツに留学して習得し,平成4年(1992)に「日本車いすダンス研究会」を設立し普及に努め、平成7年(1995)に第1回ウィルチェアダンス競技会が開催されました。その後同研究会は「NPO法人日本車いすダンススポーツ連盟」に発展,現在、車いすダンススポーツの輪は、全国的に広がっています。

 車いすダンススポーツでは,車いすに乗っている方を "ウィルチェア・ドライバー"(Wheel Chair Driver),立ち役の方を"スタンディング・パートナー"(Standing Partner)と呼びます。ダンス種目は,スポーツダンスと同様スタンダード5種目(ワルツ,タンゴ,スローフォックストロット,ウィンナーワルツ,クイックステップ),ラテンアメリカン5種目(ルンバ,サンバ,チャチャチャ,パソドブレ,ジャイブ)の計10種目で、医学的な障害の度合いによって2つのクラスで競技が行われます。

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 ヨーロッパを中心に世界選手権大会も開催されていた車いすダンススポーツは、 平成9年(1997),正式に、パラリンピック冬季プログラム種目に決定され、平成16年(2004)11月には、東京で、アジア・太平洋地域では初めての世界選手権大会が開催されました。

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コンビスタイルの社交ダンス以外にも,車いすダンスは幅広く行われています。フォークダンス,レクリエーションダンス,阿波踊り,ヒップホップ,創作ダンス,即興ダンスなど個人の興味に合わせて様々なスタイルが行われるようになってきました。また、ダンスセラピーやリハビリテーションスポーツとして取り入れられるようにもなってきました。

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