コエル・リポート コエルの眼●第10回 |
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シリーズ 障害者自立支援法を考える 北海道内市町村に見る
「市町村障害福祉計画」の中身 |
前回に引き続き、障害者自立支援法に基づく市町村の障害福祉計画をみてみる。
障害福祉サービスや相談支援、市町村・都道府県の支援体制を整え、自立支援給付・地域生活支援事業の円滑な実施を確保するために厚生労働大臣が定める基本指針に則して市町村が策定する障害福祉計画は、1)各年度における指定障害福祉サービス又は指定相談支援の種類ごとの必要な量の見込み、2)前号の指定障害福祉サービス又は指定相談支援の種類ごとの必要な見込量の確保のための方策、3)地域生活支援事業の種類ごとの実施に関する事項、4)その他障害福祉サービス、相談支援及び市町村の地域生活支援事業の提供体制の確保に関し必要な事項----を盛込むこととされている。
今回は北海道内の市町村がまとめている市町村障害福祉計画のポータルサイトを作成してみた。
その多くが、障害者に対する各種サービスの必要見込量や具体的な方策、数値目標などを含む障害福祉計画を注意深く読むことで、それぞれの地域特性、また逆に、共通する課題なども見えてくると思われる。
なお、このポータルサイトは、全道180市町村のホームページを検索して作成した。現時点で障害福祉計画を作成しているのはおよそ3割の市町村だが、複数の市町村では、障害基本計画の素案を住民に縦覧し、その結果をもとに本計画を作成中だった。計画として確定したもの、また、策定しているけれども漏れているなど情報、お気づきの点などありましたら、お知らせください。